グローバル時代に不可欠な2つの言語「英語」と「会計」。
資料も解説も討議もすべて英語で行い、1日でコンパクトにこの2つを同時に学べるセミナーです。
講座概要
セミナー名
「1日で身につける英語力と会計力 ー中級編ー」
講師
大津 広一 (プロフィール)
株式会社オオツ・インターナショナル代表
米国公認会計士、経営コンサルタント
早稲田大学大学院商学研究科ビジネススクール講師
定員
25名程度
開催予定
未定
なぜ英語で会計を学ぶのか?
グローバル時代の到来です。大手企業が社内英語教育を強化したり、入社時や昇格時にTOEICの点数基準を設けるなど、私たち自身のキャリアや生活の身近なところで、英語力の必要性が日増しに高まっています。
一方、いざ海外に行こうとなっても、海外販路の拡大、海外工場の建設や現地企業への生産委託、あるいは現地での人材採用でも、最後は「採算が合うのか?」が必ず問われます。採算を計算するモノサシは会計です。会計力がなければ、海外でのビジネス・コミュニケーションは容易ではありません。
英語と会計はグローバル時代の2つの共通言語です。どちらも完ぺきである必要はないですが、必要最低限は話せなくてはならないグローバル言語です。そうであるなら、会計と英語を同時に学んでみてはどうでしょう。多くの会計用語は英語の方が直接的で分かりやすい表現なので、学んでいくうちに実は一石二鳥であることに気づくはずです。
本セミナーの特長
- 英語で会計をコンパクトに1日で学べる
- 資料、解説、討議、使用ケース企業のすべてを完全英語で実施
- 講師は、米国公認会計士、米国MBA保有者。銀行、証券、ベンチャー企業での実務経験多数
- ビジネススクールで10年、企業内研修で年30社の教鞭をとる豊富な講師実績
- 早稲田大学院ビジネススクールでは、2006年より230名の留学生に英語で会計を指導
- 日本人講師が日本人のペースに合った英語スピードで解説
受講をオススメする人
本セミナーは、次のような課題をお持ちの方に適しています。
- グローバル人材の育成が社内でも声高に言われているが、どこから手をつけるべきかに悩んでいる
- 海外赴任が決まり、現地で経営しなくてはいけないのだが経験がない。資金繰りや在庫管理など、必要とされるスキルを赴任前にしっかり学んでおきたい
- 取引先に海外企業が増えていて、英語で書かれた決算書の分析をしなくてはならなくなった
- 経理・財務のスキルは持っているのだが、英語は苦手。今後グローバル市場で活躍していくためには、経理・財務を英語で自由に扱うことが不可欠だと考えている
- 英語は得意なのだが、それをビジネスの領域で活かしきれていない。もっと市場価値の高い自分に高めていきたい
- 英語を使って何かを学ぶという経験はないが、将来の海外赴任や留学に備えて、そのエッセンスを体験しておきたい
受講対象者(中級)
- 簡単なビジネス英会話は行うことのできる方
- 現在就業中、または実務経験のある方(営業、技術、経理などの職種は問いません)
セミナーの様子(動画)
「英語力×会計力」サンプル動画1
「英語力×会計力」サンプル動画2
セミナー参加者の声
今の時代に、英語で会計を理解するのは、国際的ビジネスマンになるためには必須であると考え、受講しました。身近な企業の事例をもとにして、会計の仕組み(PL、BS、CF)だけではなく、会計と経営のつながりを英語で分かりやすく学ぶことができました。
大津先生の英語での上手なファシリテーションによって、ケースディスカッションが白熱しながら、理解が深まっていき、とても楽しいクラスでした。
(男性)
グローバル環境でのキャリアステップを考えるに当たり、アカウンティングを英語で学ぶことは必須と考えていました。それまでは、英語の財務諸表をシステム担当として日常的に目にはするものの、数字の表わす意味を考えたことがありませんでした。
財務諸表の意味、またその数字が伝える情報やメッセージを理解した上で、英語でコミュニケーションをとる必要があったため、受講を決めました。
授業では、財務諸表の構成のみならず、どの数字に着目して分析するかということを、英語でディスカッションしながら体系的に学ぶことができました。財務諸表から読み取れる情報やメッセージを捉える事ができるようになり、今までより深くビジネス要件に踏み込みながら、財務部門のサポートを日英両方で行っています。また、将来はより経営に近い立場で仕事をすることを目指していますので、その為の第一歩を踏み出せた授業だったと思っています。
(女性)
グローバルな環境で仕事ができる能力を身につけたいと思い、海外のビジネスの場を想定して英語を使える場所を探していました。そんな時に見つけたのが、先生の授業です。実践を想定した英語を使え、且つ、アカウンティングの知識を身につけることができる。そう思い、受講を決めました。
先生は、随所に的確な質問を生徒に投げかけ、アカウンティングを通した企業経営の考え方を教えてくれました。
印象的な言葉として、ある企業のキャッシュフローを「美しい」と表現されたことがあります。
アカウンティングのそれぞれの数値には、意味があり、それを分析すると企業の姿が浮き彫りにするからです。この授業をきっかけに、海外との接点を持つ仕事が入ってくるようになり、違った角度から仕事に取り組めるようになりました。
(男性)
セミナー内容
<英語>
Accounting in the English Language -Intermediate-
- Income Statement (Profit and Loss Statement)
- Flow information that videotapes corporate activities
- Reading I/S with a matrix
- Quiz: Comparing five companies and guessing which one is which
- Overview of industry averages in profitability ratios
- Introduction of % Change Calculations
- Case study of Company A
- Balance Sheet
- Stock information that snapshots corporate activities
- Three Rules in reading B/S; Big Picture, Prioritization, and Hypothesis Thinking
- Focus in analyzing accounts receivable, inventories, PP&E and accounts payable
- Evaluation of Capital Structures
- Overview of industry averages in asset efficiency ratios
- Introduction of Common-Size B/S
- Case study of Company B
- Cash Flow Statement
- Flow information that videotapes corporate C/F management
- Reading C/F on a flow basis
- FCF management with working capital investment
- Evaluation of C/F with a bankrupt company
- Case study of Company C
- Business Segment Analysis
- Analyzing Company D’s business segment
- Calculating composition ratios, ROA, ROS, ATO, Investment ratio
- Finding differences across different segments
- Comprehensive Case Study
- Analyzing Company E with financial ratios, % Change Calculations, Common-Size F/S along with its strategy
- Wrap-up and Q&A
<日本語>
1日で身につける英語力と会計力 中級編
- 損益計算書 (I/S)
- 企業活動をビデオ撮影するフロー情報
- 損益計算書はマトリクスで読む
- クイズ: 5つの企業を比較する
- 利益率の業界平均値
- 成長率計算
- ケーススタディ: A社
- 貸借対照表 (B/S)
- 企業活動を写真撮影するストック情報
- B/Sを読むための3つの基本原則:大局観、優先順位、仮説思考
- 売掛金、棚卸資産、有形固定資産、買掛金の分析の切り口
- 資本構成を評価する
- 資産効率性の業界平均値
- 百分率貸借対照表
- ケーススタディ: B社
- キャッシュフロー計算書(C/F)
- 企業のキャッシュフロー動向をビデオ撮影するフロー情報
- CF計算書はフローで読む
- 運転資金管理に基づくFCFマネジメント
- 倒産企業のC/Fを分析する
- ケーススタディ: C社
- 事業セグメント分析
- ケーススタディ: D社
- 構成比、ROA、ROS、ATO、投資比率を計算する
- 事業セグメントごとの違いを評価する
- 総合ケース・スタディ
- ケーススタディ: E社
- 会計指標分析、成長率計算、百分率財務諸表を用いて、経営戦略と共に考察する
- まとめとQ&A