代表者・大津広一は、年間約30社の企業を訪問して、会計・財務分野の企業内研修講師を担当しています。

企業内では様々な年次に対して、様々な目的を持った研修が行われています。

ある時は次期役員候補の方だけを対象にして、意思決定を中心とした会計・財務研修をディスカッション中心に進めています。

またある時は若手を対象とした、会計・財務の基礎~応用までを多数のケース事例を通じてみっちり指導するなど、お陰様で幅広い層に対する様ざまな機会をいただいております。

それでも一番多い指導機会は、一通りのビジネスを経験し、これからマネジメントに向かって実務も学習ももっとも加速していく30代~40代が中心です。

会計・財務はビジネスの共通言語であるため、会計・財務の専門家の方のみを対象とした場合より、製造、研究、営業・マーケティング、人事・総務・企画・法務等など、様々な部門からの参加者を対象にする機会の方が、多くを占めています。

講師として大切にしている3つの理念をお伝えします。

 

講師として大切にしている3つの理念

1.ビジネスがあっての会計であることを重視しています。

ビジネスがあっての会計であって、会計があってのビジネスではありません。会計数値を読む際には、常にビジネスとの関係性がどうであるかを問いかけます。外部環境の変化はどうなのか、自社や競合の戦略はどうあるのか、バリューチェーン全体でとらえた事業モデルと会計数値の関係性は妥当なのか。このため、競合に比べて利益率が劣後したり、在庫が多くても、一概にそれを否定することをしません。3つのキーワード(Why? So What? How?)でその企業がどうあるべきかを議論を通して紐解いていきます。

会計力と戦略思考力

 

 

2.研修は事前課題から始まるということを大切にしています。

貴重な時間と費用を投資して実施される企業研修では、そこから最大限の学習効果を引き出すことが不可欠です。特に苦手意識を持つ方の多い会計・財務分野です。このため、研修前に設定される事前課題を通して基礎的な内容を書籍と設問によって学習します。これにより、研修の目的や内容の理解、自分の会計・財務に関する理解度の立ち位置を研修前に知ることが出来ます。講師の著書を基にした事前課題に取り組むことで、事前課題⇒研修当日まで、1か月にわたって一貫した会計・財務の指導が実現されます。

 

一貫した会計・財務の指導

<参考> 大津広一執筆書籍の事前課題活用例

 

 

3.自社や競合の会計数値を理解することを同時に進めます。

研修参加者にとってもっとも関心の高い企業は、やはり自分の会社です。財務諸表の構造を説明する際には、自社や競合の決算書に可能な限り言及しながら、自社に関する認識を深める副次効果も常に意識して進行します。企業からのご要望があれば、さらに時間を使って、競合や業界平均値との20の指標比較考察を行っています。

 

自社・競合の会計数値の理解

<参考記事>「成功する会計・財務研修のために、必要であると考えること

 

企業研修問合せ