ROE(自己資本当期純利益率)|会計用語集


会計用語集 会計指標ROE

1.ROEの算出方法

 

ROEは、Return on Equityの略であり、その言葉の通りReturn(当期純利益)をEquity(自己資本)で割ることによって算出する。日本語では自己資本当期純利益率と呼ばれている。

 

ROEの計算式

ROE 自己資本当期純利益率 式

 

 

2.ROEの読み方

 

ROEはストックとして株主に帰属する自己資本に対して、当該年度に新たに生み出された、株主に帰属する純利益を計算するものであることから、『株主のための指標』と言える。株主の視点に立った投資効率の指標であり、一般的には、この指標が高いほど、株主にとっての投資収益性が高いと考える。

 

ROE 自己資本当期純利益率 BS・PL

 

ROEの高低の源泉をより詳細に分析するために、デュポンシステムと呼ばれるブレークダウンが良く行われる。米国化学会社のデュポン社が最初に実施した考え方であることからこのように呼ばれている。

 

ROE 自己資本当期純利益率 デュポンシステム

 

デュポンシステムが示すように、ROEを高めるためには、

  1. 売上高に対する収益性を高める
  2. 少ない資産で大きな売上高を達成する
  3. 資本調達における自己資本の比率を下げる

の三つをそれぞれ実施することによって実現される。

ROEは株主のための指標であると同時に、企業の総合力(収益性、資産効率性、財務レバレッジ)を分析する上でも大変有益な指標である。

 

ROEについてさらに詳しくは、「ROEを斬る」から参照してください。

 

 


著者

大津 広一

株式会社オオツ・インターナショナル代表
米国公認会計士、経営コンサルタント

早稲田大学大学院ビジネススクール客員教授
多摩大学大学院ビジネススクール客員教授
慶應義塾大学理工学部管理工学科非常勤講師